NEWS

新着情報

マイナンバー制度、いよいよ医療分野へ。

2015.06.04
 529日の産業競争力会議で、ついに厚生労働省は医療分野へのマイナンバー制度の導入方針を表明したようです。

 安倍晋三首相は同会議の席上で、医療分
野でマイナンバーを導入するということは「重複検査や重複投薬から解放され、一貫した医療・介護サービスが受けられる」と国民の医療の質の向上や無駄な医療費の排除などに役立つことを強調されました。


 しかし、医療費の削減というのは、逆サイドでは、医療業界の収入減少につながります。結果として、病院や開業医などの収入減につながるかもしれないという不安が広がりかねません。

 ただ、患者側としては過剰な投薬などで必要以上の医療費負担をさせられているのではないかという医療不信があり、安倍首相の発言もこうした患者サイドの疑問を背景にしたものと言えますが、そうであれば、医療業界としては収入確保のためには、マイナンバーの導入は望ましくない状況になります。

 安倍首相が言う「重複検査や重複投薬」は、医療機関が意図したものではないかもしれませんが、患者側にとっては検査や投薬について、医療機関を変えるたびに起こる現象として疑問を感じさせ、医療不信を起こす原因の一つだったかもしれません。

 医療業界の本音からするとマイナス面が大きく取り上げられるかもしれませんが、一方で、マイナンバー利用によって集積された医療データはビッグデータとして、新薬開発等に役立てられることも期待されているようです。

 詳しい内容はわかりませんが、マイナンバー制度で事務の効率化だけではなく、最終的には我々の命にも関わってくる、ということで、いろいろな政治的圧力が掛かってくるかとは思いますが、着実に制度を広めていってほしい、と一国民として期待しております。

yjimage